2014.2.21 教員著作図書
核としての周辺
| 著者?編者名 | 
|---|
| 竹川大介ほか 執筆 ? 秋道智彌ほか 編 | 
| 所属(学部) | 
| 文学部?人間関係学科 | 
| 発行年月 | 
| 2002年8月 | 
| 出版社名 | 
| 京都大学学術出版会 | 
| 内容 | 
| ソロモン諸島の人々の認知地図の事例を元に点地図(Node map)?面地図(District map)の二つの概念を導入している。この点地図?面地図という呼称は、実際に紙の上に描かれた地図の形式を表すとともに、それを読み解く人の頭の中で行われている認知的な理解形式の両方を意味しており、これら二つの概念は、ある場所の名付け方、空間における配置、他の地域との関連などにおいて対称的な違いが見られる。 こうした認知地図に関する考察は、単にその土地の人々の持つ世界観を描写するにとどまらず、彼らが現実に直面している社会的な問題を考える上でも重要なものとなる。稿の最終章では伝統的な認知地図と近代化された認知地図の齟齬によって引き起こされているさまざまな社会問題について述べている。 | 
※図書の画像は出版社から許可をいただいて掲載しています。