4年後の自分

あなたの夢を応援する学部独自の就職支援

 経済学部は学部独自の就職支援の取り組みを、教員が中心になって行っています。一般的に、大学の就職支援は、就職支援の部署(本学はキャリアセンター)に任せっきりという大学がほとんどです。本学においてもキャリアセンターが設けられており、それ自体は極めて充実したプログラムで、安心して利用できるものとなっています。しかし、経済学部としては、こうしたキャリアセンターによる対応に加えて、よりきめの細かい支援をしています。

 就職活動にはいくつかのつまずきがちなポイントがあります。

  • ?1,2年生の早い段階から就職に対する意識を持てるかどうか
  • ?3年生の適切な時期に就職活動を始められるかどうか
  • ?就職活動がうまくいかないときに粘り強く対応できるかどうか

  こうしたポイントに対しては、学生個々の必要に応じたきめ細かなサポートが必要になります。経済学部では、これらの問題の解決を中心に据えつつ、学部独自の就職支援活動を行っています。

カリキュラムの中でおこなう、就職への理解?意識の醸成

 まず就職に対するしっかりとした理解?意識をもつということが、就職活動のもっとも重要なファースト?ステップになります。経済学部では、学生が早い段階で、こうしたキャリア意識をもつために、「キャリア開発Ⅰ」「キャリア開発Ⅱ」を専門科目として提供しています。
 また、多くの皆さんが就活後に身を置くこととなる企業の労働環境について理論と実際の両面から理解できるような講義を多数提供しています。
 理論面では、「労働経済学」は経済学の立場から、「人的資源管理論」は経営学の立場から講義が行われ、学生は働くために必要な基礎知識を学ぶことができます。具体的には、「労働経済学」で、労働市場、失業問題、日本の雇用システムや若年労働者の労働事情について学習します。また、「人的資源管理論」で、企業内部の人材マネジメント、たとえば人材育成、人事考課制度や賃金制度などを学習します。
 他方で、実際面から、まず「地域と産業」「応用戦略分析」といった講義の中で、実際に企業でご活躍の実務家や企業の役員の方々に講義していただく場を提供しています。企業のトップの方が語るお話から実際の企業の現場について理解を深め、また、いままで関心のなかった業界に目を向けるきっかけを得ることができます。また、「業界研究」によって、インターンシップを通じて企業の現場を体験として知り、事前事後学習を通じて企業での体験を分析する機会を設けています。
 気づきは早いほうがいいのです。そして選択肢も多くの中から選んだ方がいいと思います。気づきを早め、選択肢も増やすような取り組みを経済学部ではおこなっています。もちろん種々の演習科目を含めたその他の授業もそれに大きく役立つことは言うまでもありません。

カリキュラム以外の就職支援活動

 就職活動は「縁」「時の運」というふうにもいわれます。大学でしっかり勉強していても、事前の準備をしていても、いざ就職活動になると、うまくいかないケースがよくあります。それは小さな問題をいくつかクリアすれば、前進するケースがほとんどです。しかし、自分だけで考えていると、それになかなか気づくことができないケースも多いのです。
 経済学部では学部内に教員の就職支援チームを作り、教員がしっかり学生の就職活動を把握?支援できる体制を作っています。例えば、学部独自の自己分析、企業?業界分析用のツール「My Compass」を用意し、2年生の早い段階から就職活動において自分のもっている強み弱みおよび就職活動前に自身が行うべき活動を探す機会を設けています。また、3年生からおこなうゼミ (専門演習?卒業研究) で、教員のかかえるゼミ生の活動状況を逐一把握するように努めています。キャリアセンターと並行していつでも教員に相談できる体制を整えています。

経済学部生(OB?OG)の内定先

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