誰よりも広く

経済のすべてがここで学べます

 経済学部には、経済学科と経営情報学科の2つの学科がありますが、2025年度から「学科選択制度」を導入しました。経済学部に入学した学生は、1年次の間は学科に所属せず、両学科の基礎科目を幅広く学びます。具体的には、両学科の6つの分野 (ミクロ経済学?マクロ経済学?地域経済学?経営学?会計学?情報科学) の基礎を学びます。そして、自分が何を専攻したいのかじっくり考えた上で、2年次から所属したい学科を選択することができます。

学部の特色

  • ?学生の主体的な学びを促す学科選択制度
  • ?ゼミを通じた少人数教育
  • ?高度な専門教育
  • ?充実した英語教育
  • ?充実した就職対策
  • ?理系からも受験しやすい (一般入試での数学選択枠あり)

経済学科

 複雑な経済現象の本質を理解するためには、現実を単純化した理論が必要です。また、理論から導かれる結論が実際のデータと合うかどうかを検証する必要もあります。経済学科では、こうした理論分析とデータ分析の知識と技能を、基礎から応用まで順序立てて学ぶことで、多面的に経済を分析する能力を身につけます。
 主流の経済学の大きな特徴は、その理論構築の方法にあります。主流の経済学では、経済活動を行う個々のプレーヤー(個人や企業など)の合理的な行動を仮定し、各プレーヤーの相互作用を通じてどのような社会状況が生み出されるかを、数理モデルの形式で表現します。市場経済のあり方だけでなく、企業などの組織のあり方についても、この方法に基づいて分析する点が主流の経済学の特徴になります。
 しかし、そうした方法で現実のすべてを理解できるわけではありません。特に、身近な地域経済のあり方を理解する上では、主流とは異なる実証的分析、歴史的視点に基づく分析、フィールドワークから得られる知見なども有効です。経済学科では、専門科目を「応用経済学系」と「地域?産業系」に分け、前者で主流の経済学の応用分野を扱い、後者で多様な分析アプローチに基づく地域経済研究を扱います。

経営情報学科

 経営情報学科では企業?組織におけるさまざまな活動をデザインし、運営していく力を身につけることを目標に、ともに学んでいきます。そのためのツールとして、経営学、会計学、情報科学をカリキュラムの柱に据えています。なかでも本学経営情報学科の特徴は、情報科学系の授業?ゼミが充実している点にあります。従来の一般的な経営学科は、経営学と会計学の二本柱から構成されていましたが、情報化社会の進展によって、いまや経営学部出身者であっても情報科学の知識が身についていて当たり前!という時代になっています。
 幅広い経済の知識と専門的な能力を活かして情報化社会の企業?組織の活動をデザインし運営できる人材の育成、これが経営情報学科のミッションです。

学生構成

 本学経済学部の特徴は、男女比のバランスがとれているということです。一般には経済学部は男子の比率が高いのですが、北九大経済学部は男女のバランスがとれており、女子学生にとっても、活躍しやすい環境になっています。また、教員一人当たりの学生数が少なく、1年生から少人数ゼミ(1クラス10~20人程度)による密度の濃い教育を受けることができます。そのため、学生と教員との距離が非常に近く、学生からの質問や相談にも親身になって応えることができるのです。

学科 2020 2021 2022 2023 2024
経済学科 59 63 60 66 54
87 87 87 90 95
小計 146 150 147 156 149
経営情報学科 71 65 63 56 69
82 87 86 94 82
小計 153 152 149 150 151
経済学部 130 128 123 122 123
169 174 173 184 177
小計 299 302 296 306 300
学生数 / 教員数 11.96 11.61 11.38 11.77 11.11